価値を認められている陶器

価値を認められている陶器

価値を認められている陶器 骨董品として価値を認められている陶器には、2010年にオークションにかけられた清朝第6代乾隆帝の時代に製作された壺があり、価格は業者への手数料などを含め総額約68億円と発表されています。価値が認められている他の陶器には、マイセンやシャンティイなどの誕生の起源ともなった景徳鎮が骨董品としての価値が高く、元代に製作された景徳鎮の「青花鬼谷下山」は約31億円で取引されています。
他には、南宋時代の建窯「耀変天目」や竜泉窯青磁鳳凰耳花生の「万青」なども価値を認められている骨董品の陶器です。耀変天目は、約800年前に中国南部の福建省の建窯で製作された茶碗であり、この茶碗は世界に4点しか現存しておらず、静嘉堂文庫や藤田美術館及び大徳寺龍光院などに所蔵されています。その為、耀変天目茶碗は大正7年以来取引された事が無く実際の価値はわかりませんが、オークションにかけた場合には50億円以上で取引されるとされています。万青は、南宋時代に中国浙江省竜泉窯で製作された粉青色の青磁釉が厚くり頸に鳳凰形の耳一双が貼り付けられている陶器です。

文化財として扱われる陶器

文化財として扱われる陶器 陶器は日本人の生活に馴染む深いだけではなく、文化財として指定されているものも少なくありません。もちろんその全てが対象となるわけではなく、歴史的価値というもの条件になります。指定された陶器を見ることで技術の変遷を垣間見ることが可能です。芸術や暮らしの用途だけではなく、人類における悠久の歩みを俯瞰するにおいて重要な役割を担っています。戦後間もない1950年には早くも文化財保護法が制定されました。
日本伝統の歌舞伎や能楽と同じく、数々の陶芸技術も選定対象になっています。様々な磁器や備前焼や萩焼などの特産品も国のお墨付きを得ることになりました。陶器の価値は何も鑑定士が勝手に決めているわけではなく、国や学術的な確かな裏付けがあります。博物館で豊かな芸術と親しむことができるのも重要有形文化財に指定された賜物に他なりません。そして古いものだけではなく、陶器の歴史が積み重なるごとに新たな逸品が登場することになるでしょう。